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UDON
SUZAKU XIS Quick Look のヘルプページ


もくじ

SUZAKU XIS Quick Look - Screen Shot
はじめに

簡易検索画面
検索フォーム
検索結果

画像作成画面
画像作成フォーム
擬似カラー画像
画像データ抽出処理
画像データ抽出処理の結果
画像データ抽出処理でのエラー


はじめに

UDON とは?

UDON (Universe via Darts ON-line) は DARTS (Data Archives and Transmission System) 上にある科学衛星の観測データを Internet (HTTP) を介して解析するためのシステムです。 UDON を利用すれば DARTS 上にある科学衛星の観測データをダウンロードしなくても ブラウザから科学衛星の観測データを解析することができます。

SUZAKU XIS Quick Look とは?

SUZAKU XIS Quick Look は「すざく」衛星の XIS(X-ray Imaging Spectrometer) で観測したX線のエネルギーデータを擬似カラー画像で表示するWebサービスです。 フォームで提出された配色 (Energy Boundaries) にしたがって DARTS 上にある XIS の観測データ(XISイベントファイル)から画像データを抽出し 擬似カラー画像を作成・表示します。

擬似カラー画像作成・表示の仕組み
structure

XIS の擬似カラー画像を作成・表示するには?

XIS の擬似カラー画像は画像作成画面で作成・表示します。 画像作成画面を開くには、

  1. 公開データ一覧のページ から画像作成画面を開く方法
    公開データ一覧の QL UDON 欄のリンクをクリックします。
  2. 簡易検索画面 から画像作成画面を開く方法  (簡易検索画面の説明はこちら
    検索結果一覧の OBS ID 欄のボタンをクリックします。

があります。  (画像作成画面の説明はこちら

画像作成画面を開くとデフォルトの配色で作成した 擬似カラー画像が表示されます。 以降、作成・表示する擬似カラー画像の配色は画像作成画面のフォームで指定します。

公開データ一覧のページ から 簡易検索画面 から
公開データ一覧 簡易検索画面
QL UDON 欄のリンクをクリック OBS ID 欄のボタンをクリック
down arrow   画像作成画面へ   down arrow
画像作成画面

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簡易検索画面

簡易検索画面は、「検索フォーム」フレーム(上段)と 「検索結果」フレーム(下段)の 2つのフレームで構成されています。

検索条件は「検索フォーム」フレームで指定します。 「Search」ボタンをクリックすると「検索結果」フレームに 指定した検索条件をすべて満たす観測データの一覧を表示します。

top
search form
search result


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検索フォーム

簡易検索の検索条件を指定します。検索条件として OBS ID(Sequence Number)、データのVersion、天体の名前を指定することができます。


検索フォームの説明
入力欄 説明
Satellite
Satellite Name

データの検索を希望する衛星の名前を選択します。 単一の衛星をリストから選択することができます。

SUZAKU  SUZAKUの情報を検索します。
ASCA-SIS  ASCA-SISの情報を検索します。
ASCA-GIS  ASCA-GISの情報を検索します。
OBS ID
Unique Observation/Sequence Number

検索したい OBS ID(Sequence Number) を指定します。 指定した値と OBS ID(Sequence Number) を先頭から比較して 指定した値と一致するデータを表示します。 OBS ID の命名規則を利用して観測データのカテゴリーやフェーズを絞り込むときなどに 条件を指定します。

下記のようなパターンマッチのためのメタ文字を指定することもできます。

?  任意の数字に一致します。
*  任意の数字列(空列を含む)に一致します。
[]  ‘…’ で指定したいずれかの数字に一致します。
[!]  ‘…’ で指定した数字以外の数字に一致します。
  ‘…’ は ‘13579’ のような数字列のほか ‘0-4’ のように ‘-’ で数字の範囲を指定することもできます。
Name
Designation of the Pointed Source

検索したい天体の名前を指定します。 指定した値と Suzaku Master に登録されている天体の名前を先頭から比較して 指定した値と一致するデータを表示します。

大文字と小文字は区別されません。 また、下記のようなパターンマッチのためのメタ文字を指定することもできます。

?  任意の文字に一致します。
*  任意の文字列(空列を含む)に一致します。
[]  ‘…’ で指定したいずれかの文字に一致します。
[!]  ‘…’ で指定した文字以外の文字に一致します。
  ‘…’ は ‘ABCXYZ’ のような文字列のほか ‘I-N’ のように ‘-’ で文字の範囲を指定することもできます。
button
Query

データ検索を行います。

Query  フォームで指定した条件を満たす観測データを検索します。

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検索結果

検索フォームで指定された検索条件をすべて満たす観測データの一覧を表示します。

  1. 検索条件を満たす観測データが見つかった場合
    検索条件を満たす観測データが見つかった場合は、以下のような検索結果を表示します。 ここで、 OBS ID 欄のボタンをクリックすると該当する観測データの 画像作成画面 が現れ擬似カラー画像を表示します。

    search result
  2. 検索条件を満たす観測データが見つからなかった場合
    検索条件を満たす観測データが見つからなかった場合は、 以下のようなメッセージを表示します。

    no information is available

  3. 検索フォームの入力値に誤りがあった場合
    検索フォームの入力値に誤りがあった場合は、 エラーメッセージを表示します。
    以下の表を参考にして検索フォームの入力値を訂正し、再度検索してください。

    OBS ID 欄の入力値に誤りがあった場合
    エラーメッセージの例 説明
    OBS ID: invalid character: 123r
    数字、メタ文字以外の文字を指定しています。
    訂正例)   “123r==>1234
    OBS ID: missing "]": 123[024
    ブラケット式 ([], [!]) が完結していません。
    訂正例)   “123[024==>123[024]
    OBS ID: invalid range end: 123[0-
    OBS ID: invalid range end: 123[0-]
    ブラケット式の範囲表現 ([m-n], [!m-n]) が完結していません。
    訂正例)   “123[0-”, “123[0-]==>123[0-4]
    OBS ID: invalid range end: 123[9-5]
    ブラケット式の範囲表現 ([m-n], [!m-n]) が正しくありません。
    m, n は文字コード順で m <= n となるように指定します。
    訂正例)   “123[9-5]==>123[5-9]

    Name 欄の入力値に誤りがあった場合
    エラーメッセージの例 説明
    Name: missing "]": *x-[0-9
    ブラケット式 ([], [!]) が完結していません。
    訂正例)   “*x-[0-9==>*x-[0-9]
    Name: invalid range end: *x-[9-0]
    ブラケット式の範囲表現 ([m-n], [!m-n]) が正しくありません。
    m, n は文字コード順で m <= n となるように指定します。
    訂正例)   “*x-[9-0]==>*x-[0-9]

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画像作成画面

画像作成画面は、 「画像作成フォーム」フレーム(上段左)、 「擬似カラー画像」フレーム(上段右)、 「画像データ抽出処理」フレーム(下段)の 3つのフレームで構成されています。

作成する擬似カラー画像の配色は 「画像作成フォーム」フレームで指定します。 「Show Image」ボタンをクリックすると画像データを抽出して 「擬似カラー画像」フレームに擬似カラー画像を表示します。 また、「画像データ抽出処理」フレームには 画像データ抽出処理の結果を表示します。

画像作成フォーム」には、 画像データの抽出方法と配色の指定方法が それぞれ異なる4種類のフォームがあります。 フォームを切り替えるには 「Prev. Form」ボタン、「Next Form」ボタンを使用します。

top
imaging formpseudo color image
image data extraction

画像が表示されるまでに数分かかる場合があります。
しばらくお待ちください。


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画像作成フォーム

画像データの抽出方法と擬似カラー画像の配色を指定します。

画像作成フォームの説明
No. 画像作成フォーム 説明
1
OBS ID: 100009010 (ver 2.0)
Energy boundaries
Boundary Energy
Color
E0: keV
} red
} green
} blue
E1: keV
E2: keV
E3: keV
画像作成フォーム: No.1
画像データの抽出方法
事前に抽出した画像データを使用します。
擬似カラー画像の配色
E0からE3までの連続したEnergy帯域をE1とE2で3つに分割して E0からE1の範囲を、 E1からE2の範囲を、 E2からE3の範囲をに それぞれ割り当てます。

このフォームは事前に抽出した画像データを使用し、 連続したEnergy帯域を3つに分割してEnergyの低いほうから順番に を 割り当て擬似カラー画像を作成する場合に使用します。

E0 <= E1 <= E2 <= E3 でない場合は画像データ抽出処理がエラー終了します。

red, green, blue
red, green, blueを使用する場合

red, blue
greenを使用しない場合

Reset  入力値がリセットされます。
Show Image  画像データ抽出処理が開始され、 擬似カラー画像が表示されます。
Prev. Form  No.4 のフォームに切り替わります。
Next Form  No.2 のフォームに切り替わります。
2
OBS ID: 100009010 (ver 2.0)
Energy boundaries
Range Lower Upper
Color
B0: keV red
B1: keV green
B2: keV blue







画像作成フォーム: No.2
画像データの抽出方法
事前に抽出した画像データを使用します。
擬似カラー画像の配色
B0のEnergy帯域を、 B1のEnergy帯域を、 B2のEnergy帯域をに それぞれ割り当てます。

このフォームは事前に抽出した画像データを使用し、 B0、B1、B2の3つのEnergy帯域にそれぞれ を 割り当て擬似カラー画像を作成する場合に使用します。

Lower <= Upper でない場合は画像データ抽出処理がエラー終了します。

red, green, blue
red, green blueを使用する場合

red, blue
red, blueの配色を換える場合

Reset  入力値がリセットされます。
Show Image  画像データ抽出処理が開始され、 擬似カラー画像が表示されます。
Prev. Form  No.1 のフォームに切り替わります。
Next Form  No.3 のフォームに切り替わります。
3
OBS ID: 100009010 (ver 2.0)
Energy boundaries
Boundary Energy
Color
E0: keV
} red
} green
} blue
E1: keV
E2: keV
E3: keV
画像作成フォーム: No.3
画像データの抽出方法
XISイベントファイルから画像データを抽出します。
擬似カラー画像の配色
E0からE3までの連続したEnergy帯域をE1とE2で3つに分割して E0からE1の範囲を、 E1からE2の範囲を、 E2からE3の範囲をに それぞれ割り当てます。

このフォームは連続したEnergy帯域を3分割してXISイベントファイルから 画像データを抽出し、Energyの低いほうから順番に を 割り当て擬似カラー画像を作成する場合に使用します。 実時間で画像データを抽出するため擬似カラー画像が表示されるまでに 数分かかる場合があります。

E0 <= E1 <= E2 <= E3 でない場合は画像データ抽出処理がエラー終了します。

red, green, blue
red, green, blueを使用する場合

red, blue
greenを使用しない場合

Reset  入力値がリセットされます。
Show Image  画像データ抽出処理が開始され、 擬似カラー画像が表示されます。
Prev. Form  No.2 のフォームに切り替わります。
Next Form  No.4 のフォームに切り替わります。
4
OBS ID: 100009010 (ver 2.0)
Energy boundaries
Range Lower Upper
Color
B0: keV red
B1: keV green
B2: keV blue







画像作成フォーム: No.4
画像データの抽出方法
XISイベントファイルから画像データを抽出します。
擬似カラー画像の配色
B0のEnergy帯域を、 B1のEnergy帯域を、 B2のEnergy帯域をに それぞれ割り当てます。

このフォームはB0、B1、B2の3つのEnergy帯域の画像データを抽出し、 それぞれのEnergy帯域に を 割り当て擬似カラー画像を作成する場合に使用します。 実時間で画像データを抽出するため擬似カラー画像が表示されるまでに 数分かかる場合があります。

Lower <= Upper でない場合は画像データ抽出処理がエラー終了します。

red, green, blue
red, green blueを使用する場合

red, blue
red, blueの配色を換える場合

Reset  入力値がリセットされます。
Show Image  画像データ抽出処理が開始され、 擬似カラー画像が表示されます。
Prev. Form  No.3 のフォームに切り替わります。
Next Form  No.1 のフォームに切り替わります。

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擬似カラー画像

画像データ抽出処理が終了すると 作成された擬似カラーの画像を表示します。

このシステムでは、擬似カラー画像を表示し、対話的に領域を定義しその領域のライトカーブやスペクトルを作成することもできます。

操作方法
指定する領域の形式の変更方法
"Shape"のリストボックスから任意の形式を選択してください。

定義したエリアをリセットする方法
リセットボタンをクリックしてください。

ライトカーブやスペクトルの作成方法
"Submit" ボタンをクリックしてください。

画像データ抽出処理がエラー終了した場合は画像が表示されません。


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画像データ抽出処理

画像作成フォームで指定された Energy boundaries の値を用いてXISイベントファイルから 画像データを抽出する処理 (FTOOLS:extractor) の結果を表示します。

画像作成フォーム: No.1 もしくは No.2 を使用した場合は事前に抽出した画像データを使用するので 画像データ抽出処理の結果は表示されません。

画像データ抽出処理の結果

  1. 画像作成フォーム: No.1 を使用した場合の処理結果
    事前に抽出した画像データを使用するので画像作成フォームで指定された Energy boundaries の値のみを表示します。

    画像作成フォーム:No.1を使用した場合の例
    OBS ID: 100009010 (ver 2.0)
    Energy boundaries
    Boundary Energy
    E0: 0.200 keV
    E1: 1.000 keV
    E2: 3.000 keV
    E3: 10.000 keV

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  2. 画像作成フォーム: No.2 を使用した場合の処理結果
    事前に抽出した画像データを使用するので画像作成フォームで指定された Energy boundaries の値のみを表示します。

    画像作成フォーム:No.2を使用した場合の例
    OBS ID: 100009010 (ver 2.0)
    Energy boundaries
    Range   Lower   Upper
    B0: 0.200 1.000 keV
    B1: 1.000 3.000 keV
    B2: 3.000 10.000 keV

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  3. 画像作成フォーム: No.3 を使用した場合の処理結果
    画像作成フォームで指定された Energy boundaries の値と画像データ抽出処理 (FTOOLS:extractor) の結果を表示します。

    画像作成フォーム:No.3を使用した場合の例
    OBS ID: 100009010 (ver 2.0)
    Energy boundaries
    Boundary Energy
    E0: 0.316 keV
    E1: 1.000 keV
    E2: 3.162 keV
    E3: 10.000 keV

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  4. 画像作成フォーム: No.4 を使用した場合の処理結果
    画像作成フォームで指定された Energy boundaries の値と画像データ抽出処理 (FTOOLS:extractor) の結果を表示します。

    画像作成フォーム:No.4を使用した場合の例
    OBS ID: 100009010 (ver 2.0)
    Energy boundaries
    Range   Lower   Upper
    B0: 0.316 1.000 keV
    B1: 1.000 3.162 keV
    B2: 3.162 10.000 keV


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画像データ抽出処理でのエラー

画像作成フォームで指定された Energy boundaries の値に誤りがあった場合にはエラーメッセージを表示します。
以下の表を参考にして Energy boundaries の値を確認・訂正しフォームを再度提出してください。

Energy boundaries の値に誤りがあった場合(1)
エラーメッセージの例 説明
E2: 0.200 is less than E1: 1.000.
E1 > E2 となっています。
E0 <= E1 <= E2 <= E3 となるように値を指定してください。

error:upside-down
E1 > E2
Specify coloring.
配色が指定されていません。
E0 = E1 = E2 = E3 となっています。
E0 is blank.
入力欄が空白です。
正の数値を入力してください。
E0: -0.316: Specify a positive value.
正の数値以外の値が入力されています。
正の数値を入力してください。

Energy boundaries の値に誤りがあった場合(2)
エラーメッセージの例 説明
B1: Upper: 3.000 is less than Lower: 5.000.
B1: Lower > Upper となっています。
Lower <= Upper となるように値を指定してください。

error:upside-down
Lower > Upper
Specify coloring.
配色が指定されていません。
B0: Lower=Upper, B1: Lower=Upper, B2: Lower=Upper となっています。
B0: Upper is blank.
入力欄が空白です。
正の数値を入力してください。
B0: Lower: -0.316: Specify a positive value.
正の数値以外の値が入力されています。
正の数値を入力してください。

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