銀河系

the galactic system
カテゴリー: 物理・天文学関連

我々の太陽系が含まれている銀河のことをいいます。

銀河系は、銀河の中央が膨らんでいて、その周囲を渦状の扁平な円盤が取り巻いている構造をしています。これは渦巻(うずまき)銀河と呼ばれる銀河の一種です。

地球からは、この銀河系の星々が、星が密集している「天の川」として見えます。「天の川」はいて座の付近が最も明るく、幅も広いのですが、ここに銀河系の中心があります。その更に中心の部分は暗くなっていて、可視光では見えにくいものの、赤外線電波などで観測が行われています。

銀河系の大きさは、直径およそ10万光年、可視部分の質量は太陽の2000億倍(見えない分を含めると2兆倍)。星の数はおよそ2000億個と見積もられています。
また、銀河系は全体が回転しており、中心から最も遠い部分で、毎秒200km(新幹線の3600倍)もの速度で回転していると考えられています。

太陽系は、銀河系の中心から、約3万光年離れたところにあります。