総合試験

打ち上げる人工衛星本体(フライトモデル)に対して行われる、総合的な最終試験のことをいいます。

人工衛星に搭載される機器は、それぞれの専門分野において製作・試験を行っています。それら単体での試験を終えたすべての機器を組み付け、いわば完成状態で、最終的な機能の確認を実施します。

まず、運び込まれたひとつひとつの機器をチェックしながら組み付けていきます。組み終わったら各機器の動作チェックを行い、各種の試験を実施します。主な試験には、振動試験熱真空試験などがあります。

これらの試験は、実際に打ち上げる衛星本体を使って厳しい試験を行うわけですから、細心の注意の元に実施されます。

総合試験が終わると、衛星は内之浦宇宙空間観測所などのロケット発射場に運ばれていきます。