2つの星が互いに引きつけあって、共通の重心のまわりを軌道運動している天体を、連星といいます。
普通は明るいほうの星を主星、暗いほうを伴星と呼んでいます。
宇宙空間には連星をなすものが多く存在しています。よく知られているものに、ブラックホールと連星をなしている、はくちょう座のX線連星天体シグナスX-1があります。大きい星とブラックホールが連星となっているとき、大きい星からブラックホールに向けてガスが流れ、降着円盤を作ってX線を放射します。
そのような天体は降着円盤を形成して放射をするほか、相対論的な速度のジェットを両方向に放出しています。
また、3個以上の星が連星をなしている多重連星もあり、ふたご座には6重連星が存在しています。
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