質量が太陽の約8倍以上ある恒星が、超新星爆発を起こしたとき、中心部に残される超高密度の中性子の星をいいます。
半径約10キロメートルに太陽の1?2倍もの質量が詰め込まれており、密度は1立方センチメートルにつき10億トン(白色矮星の10億倍)もあります。
理論的には、1930年代から超新星爆発の残骸として出来る中性子星の存在が予想されていました。それから約30年が経った1967年にパルサーが発見されたとき、パルサーのモデルとして中性子星が考えられました。
その後、超新星爆発の残骸である「かに星雲」の中心にパルサーが発見されて、中性子星の存在が証明されました。
1984年、宇宙科学研究機構のX線天文衛星「てんま」も、中性子星を観測して成果を挙げています。
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X線天文衛星「てんま」 (ISAS)