活動銀河核の一種で、1943年にC.K.セイファートが特別に分類した銀河です。普通の渦巻銀河のように見えますが、銀河の中心部分にきわめて明るい領域があり、数千km/sという高速で運動するガスを含んでいます。
中心部のスペクトルは毎秒約500km以上の幅の広い輝線を示し、強いX線、赤外線、電波を放射しています。
銀河中心では大規模な高エネルギー現象が生じているとみられており、中心には太陽の数千万倍もの重さの巨大なブラックホールがあって、降着する星間ガスや恒星の重力エネルギーが解放されていると考えられています。
この種類の天体は、M81、3C84、3C380、NGC6251、OW637などがあります。