技術編
超高速光データ通信(2G/ATM伝送実験)
実験の意義
OLIVEでは2Gbpsのデータ伝送により世界最高感度のVLBI観測 を目指しています。世界初となるこの技術の実現には大きく分けて3つのハー ドルがありました。ひとつは2Gbpsで観測信号をデジタル化する「サンプラ」、2番目は観測データを光回線へ伝送・受信する「インターフェイス装置」、3番目はこの超高速データを処理する「ギガビット相関器」です。
すでにサンプラは開発が進んでおり、本実験でも使用されています。2番目のハードルを突破したのが本インターフェイス装置です。3番目のギガビット相関器は現在開発中です。
本インターフェイス装置の開発と実証実験に成功したことで、世界最高感度のVLBI観測の実現が目前に迫ってきたと言えるでしょう。