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今月のDARTS

Suzaku
図1「すざく」衛星で観測した木星周辺のX線画像。木星の可視光イメージと磁力線モデルを重ねて示した。

「すざく」が発見した木星放射帯の新たなる活動

「すざく」は日本で5番目のX線天文衛星で、2005年7月10に打ち上げられました。DARTSは「すざく」衛星のすべての科学データ、ハウスキーピングデータをアーカイブス化しつつあります。

木星は太陽系の惑星の中で最も明るくX線を放射しています。「すざく」は2006年2月に木星の約5日にわたる長期観測を実施し、木星の周囲に広がったエネルギーの高いX線を発見しました。

これは低バックグラウンドと広い有効面積を持った「すざく」衛星でなければ発見できなかったもので、木星の磁場で加速された高エネルギー粒子の巣である放射帯とよく一致します。

放射の起源は、光の速度近くまでに加速された電子によるものと考えられており、今後の「すざく」衛星の木星観測によって、木星の放射線帯のこれまで知らなかった姿が暴かれてゆくことが期待されます。

この 観測のデータおよび観測提案アブストラクト DARTS/JUDOによるQL Imageを参考にしてください。 移動する木星を追って、CCDカメラの視野を移動させています。

この結果は、ApJ Letter にて、報告されました。

江副 祐一郎 (首都大学東京)
2010年1月

最終更新日: 2018年06月13日