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今月のDARTS

Tycho SNR, Nagoya Uni/JAXA
名古屋大学/JAXA提供

X線、赤外線、電波で探る超新星

今月は、1572年にティコ ブラーエが発見した星の爆発の残骸、「ティコの超新星」を波長の異なる二つのJAXA科学衛星を使って観測した画像を紹介します。 この図には、X線による約1千万度のプラズマ(青;「すざく」衛星による)、 赤外線による100Kの塵(赤;「あかり」衛星)、 および電波による星間分子(緑;カナダ銀河面サーベイ)の分布が捉えられています。 星の爆発にともなうプラズマが、シェル状にひろがり、所々で、塵が作られています。 特に、シェルの左上の領域では、プラズマが星間分子にぶつかり、塵がたくさん作られています。 一方、シェルの右上でもたくさんの塵が見えますが、星間分子はそれほど見えません。 ここで発見された塵はどのようにして作られたのでしょうか? この結果は、DARTSにも保存されてるデータを使って、名古屋大学の石原大助研究員らによって得られました。 詳しくは、 日本語の解説、 あるいは 原論文(Ishihara et al. 2010, A&A Letter) を御覧ください。 また、 DOM-2009-2, 2010-10 でも「ティコの超新星」を紹介しています。

田村 隆幸(ISAS/JAXA)

2011年1月

最終更新日: 2018年06月13日