はやぶさ2探査機搭載の近赤外分光計 (NIRS3) は有効波長 1.8〜3.2 µm、視野 0.1 度の点分光計です。NIRS3の主な目的はターゲットである地球近傍小惑星162173 Ryugu 表面の含水鉱物の分布をマッピングすることです。
このアーカイブにはNIRS3で取得された近赤外スペクトルデータが含まれています。
このアーカイブのファイルは以下のディレクトリに整理されています:
NIRS3の生データと校正データがFITS形式で提供されています。FITSヘッダーには機器の状態や観測パラメータに関する情報が含まれています。
NIRS3のジオメトリデータファイルは時刻とジオメトリ情報を含むCSVフォーマットで提供されています。すべてのフィールドはカンマ区切りになっています。
校正データファイルはASCIIテーブルです。
FITSファイルとCSVファイルは次の規則に沿って命名されている:
hyb2_nirs3_yyyymmdd_ttt
where:
'hyb2_nirs3' = literal
yyyymmdd = observation date
ttt = data type ('raw', 'cal' or 'geo')
Iwata, T. et al., NIRS3: The Near Infrared Spectrometer on Hayabusa2. Space Science Reviews 208, 317-337 (2017).
このアーカイブに関するお問い合わせ:
山本 幸生
宇宙科学研究所
Email: yukio@planeta.sci.isas.jaxa.jp
このデータに関するお問い合わせ:
北里 宏平
会津大学
Email: kitazato@u-aizu.ac.jp