「あかつき」1μmカメラデータアーカイブ
このページでは、金星探査機「あかつき」(PLANET-C)に搭載されている1μmカメラ(IR1)によって得られた科学データを提供します。
機器の概要
IR1は4つのフィルター(0.90 μm (昼面用), 0.90 μm (夜面用), 0.97 μm, and 1.01 μm)を
使って地面や大気からの熱放射を計測します。
データダウンロード、メタデータ、引用情報
ドキュメント
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観測プログラムリスト(UVI, IR1, IR2, LIR用) (v05)
HTML,
PDF,
ASCIIテキスト
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FITSヘッダーキーワードリスト (UVI, IR1, IR2, LIR用) (v07)
HTML,
PDF,
ASCIIテキスト
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画像座標系の説明 (UVI, IR1, IR2, LIR用)
ASCIIテキスト
- Level 3データ変数解説 (v01; 英語)
- Level 3データアルゴリズム解説 (v01; 英語)
- 雲追跡風データドキュメント
プロダクトレベルの定義
- Level 1b (l1b)
- 生データ (FITSフォーマットで格納されているカウント値)
- Level 2b (l2b)
- 較正済みデータ (FITSフォーマットで格納されている物理量の値)、欠損箇所におけるスミア量の推定なし
- Level 2c (l2c)
- 較正済みデータ (FITSフォーマットで格納されている物理量の値)、欠損箇所におけるスミア量の推定あり
- geometry (geo)
- ピクセル中心での幾何情報 (緯度、経度、地方時、位相角、入射角、出射角、方位角)
- Level 3 (l3b, l3bx, l3c, l3cx)
- l2b, l2cデータから計算された、NetCDFフォーマットで格納された等間隔緯度経度格子上の較正済みの物理量の値 (l3b, l3c)、視線方向を修正したピクセル中心における幾何情報 (l3bx, l3cx)
- Cloud Motion Vector (CMV)
- l3b, l3cデータから導出された、NetCDFフォーマットで格納された等間隔緯度経度格子における雲追跡風
ファイル命名規約
ファイル名は"CAM_DATE_TIME_KIND_LEVEL_VER.EXT"という形式に従う。
- CAM
- カメラの名称: IR1の場合はir1。
- DATE
- 画像が撮影された日付 ("YYYYMMDD"フォーマット、UTC)。YYYYは西暦を4桁で表わしたもの (2010 -- 20??)、MMは月を2桁で表わしたもの (01 -- 12), DDは日を2桁で表わしたもの (01 -- 31): 例えば、2015年12月07日は20151207とする。
- TIME
- 画像が撮影された時刻 ("hhmmss"フォーマット、UTC)。hhは時間を2桁で表わしたもの (00 -- 23)、mmは分を2桁で表わしたもの (00 -- 59)、ssは秒を2桁で表わしたもの (00 -- 60): 例えば、05時19分52秒は051952とする。
- KIND
- フィルタの種類または画像のタイプ: 0.90 μm daysideフィルタは09d、0.90 μm nightsideフィルタは09n、0.97 μmフィルタは097、1.01 μmフィルタは101、diffuser(拡散板)はdif、ダーク画像はdrk。
- LEVEL
- プロダクトレベル: l1b, l2b, l2c, l3b, l3bx, l3c, l3cx, geo。
- VER
- バージョン文字列: "バージョン 1.0"の場合はv10。
- EXT
- ファイルタイプを表す拡張子: FITSファイルはfit、JPEGファイルはjpg、PNGファイルはpng、PDS3ラベルファイルはlbl、NetCDFファイルはnc。
データ処理ツール
関連論文
論文リストをご覧ください。
コンタクト
このアーカイブに関する質問の宛先:
村上 真也,
宇宙航空研究開発機構,
murakami.shinya _AT_ jaxa.jp
山本 幸生,
宇宙航空研究開発機構,
yamamoto.yukio _AT_ jaxa.jp
このデータに関する質問の宛先:
岩上 直幹,
iwagami _AT_ epa.desc.okayama-u.ac.jp
はしもと じょーじ,
岡山大学,
george _AT_ gfd-dennou.org