は、
大きな視野(直径 〜 50 分角)、良い時間分解能、
高エネルギー領域での高い量子効率をもっており、SIS と相補的な関係にある
検出器である。
エネルギー分解能は 〜 8% (@5.9keV) である。
二台の GIS が XRT の焦点面に配置されている。
GIS には観測モードとメモリチェックモードがある。
観測モードには、PH
モード、
PH PCAL
モード、
MPC
モードがあり、
通常の観測では PH モードが使われる。
PH モードでの観測可能な最大強度と時間分解能を表(1.2) に示す。
| ;; | ;; | 時間分解能 | |
| ビットレート | (GIS2,3合計) | タイミングビット数 | |
| ;; | [カウント/秒] | 0 ビット | 10 ビット |
| High | 256 | 62.5ms | 61 |
| Med | 32 | 500ms | 488 |
| Low | 8 | 2s | 1.95ms |
2台のGIS にはそれぞれキャリブレーションソースとして、
Fe (5.895 keV) が載せてあり、
これが 500 ch になるようにゲインが補正される。
ガスセルの Be 窓はメッシュと井桁で支えられており、
比較的あかるいソースをみたときは、
イメージ上に井桁をはっきりと見ることができる。