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: 初期設定 : XSELECT : XSELECT  ; 目次

XSELECTとは?

XSELECTは、かんたんなコマンドの入力によってFTOOLS [*]をうごかし、必要なtaskを行なうソフトです。 photon event fileから解析を行ないたい方は、ここからが始まりとなります。 7.3.8に書いてある方法でイベントファイルを読み込み、 7.3.2以後の手順に従って下さい。さらに、screenedのイベントファイル からはじめている人は、filterをかけるコマンド(gisclean、select mkfなど) を実行する必要はありません。

FRFREADで生成されたFITSファイルを、 XSELECTに通してイメージ、ライトカーブ、スペクトル等を得たり、 FITSファイルの構造を知らなくても、 いろいろな条件でのデータセレクションを行なうことができます。 各々の過程で生成された、 スペクトルファイルやイメージファイルは、 FITS形式になっており、 次の章で述べるXSPECやXIMAGEで読み込むことができます。

また、XSELECTには``help file''が完備されており、


           XSELECT > help
でヘルプを見ることが出来ます。 このマニュアルでは、 ``とりあえず''動かそうということで書いていますので 細かなことはプロに聞いて下さい。

XSELECTは、 その中で一時的なwork fileをつくりますので、 ディスクスペースがあることを確認しておいてください。 work fileはXSELECT終了と同時に消去されます。

なお、このマニュアルは XSELECT Ver. 1.0h をもとに、一部、Ver. 2.0用に改定しています。

バグ等を発見したら次のところにe-mailを送ると良いでしょう。
xanprob@athena.gsfc.nasa.gov

おまたせしました。XSELECTに進みましょう。 コマンドラインから


  sonobe@izayoi 112 > xselect
としてください。次のような表示になります。

               **  XSELECT V2.0   **

  > Enter session name >[xsel]
``Enter session name $>$[xsel]''には、今から行なう解析の名称等を入力します。 例えば、``CasA_g2''をその名称にしようとするなら、

  > Enter session name >[xsel] CasA_g2

  Notes: XSELECT set up for      ASCA
  Keywords for time and pha are  TIME       PHA
  Units of time are              SECONDS
  Keywords for images are          DETX       DETY
  Keywords for the WMAP are        DETX       DETY

  Setting plot device to /xw
  CasA_g2:ASCA >
とします。[ ]の中はデフォルトです。このようにしておくとXSELECTから出力されるファイルの先頭に ``CasA_g2''と書かれるので、後で見る時に分かりやすくなります。 また、sessionを途中でセーブするのに便利です。



WATANABE Manabu 平成12年8月10日