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観測・成果編

OLIVEの実験成果

「はるか」の実時間データ伝送に成功

OLIVE実験の一つの目標は、スペースVLBIを実時間(リアルタイム)で成功させることです。そのためには衛星「はるか」から送られてくる観測データを光回線によって伝送し、相関局で観測データとして再現させることが必要です。衛星からの観測信号を受信(ダウンリンク)するのは臼田宇宙空間観測所の10mアンテナ、衛星の管制を行うのは相模原管制センターです。臼田から相模原へ、NTTとの共同研究の一環として、デジタル光回線が敷設されました。

概要図

1997年3月、衛星が打ち上げられてから間もなく、衛星データの伝送試験が開始されました。衛星からダウンリンクされる信号は128Mbpsと高速です。
臼田観測所で受信した衛星「はるか」からの観測信号を、光端末を通してOLIVEネットワークに伝送し、相模原の光端末で受信します。

その結果、相模原に伝送されたデータのスペクトルは、臼田観測所で取得した伝送前のデータと完全に一致しました。さらにビット毎にデータをチェックした結果でも、データ伝送前後で完全に一致、光回線による衛星「はるか」のデータ伝送に成功したことが確認されました。

->> 衛星のポインティング較正


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