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UDON2 クイックガイド
UDON (Universe via DARTS ON-line)は、DARTSのアーカイブデータをダウンロードせずに、ブラウザ上で早見・簡易解析するために開発されたシステムです。次の機能があります。
- UDON2 QuickLook Image : 画像をカラー表示する。
- UDON2 Quiki Plot : 画像から好きな領域を選んで、ライトカーブとエネルギースペクトル(ヒストグラム)を表示する。
クイックスタート
- 公開データリストのページ (Suzaku, Hitomi, ASCA)から早見したいデータを探し、UDONへのリンクをクリックする。あるいは、JUDO2 にて早見したいデータを探し、Pointing Observation Lists のリンクをクリック、表示された観測情報ページに UDON2 へのリンクがあれば、それをクリックします。 これでUDONが立ち上がります。
- UDONのページ (例 Eta-Carina) に、画像が2枚(大:中上と小:右上)写ります。 これらは、左上に書かれているエネルギー境界を用いて作成した擬似カラー画像です。
- 大きな画像上で、マウスの左ボタンを使って領域を指定します。
- 指定ができたら、右側にある"Submit"ボタンを押します。これでヒストグラム作成が始ります。 イベント数が多い場合には、データ処理に1分以上かかることがあります。
- 最初は、スペクトルが別のタブあるいはウインドウに表示されます。 スペクトルの上の"Light Curve"ボタンを押すと、ライトカーブに切り替わります。
- 領域を変更したい場合は、元のタブあるいはウインドウに戻って、"Reset"ボタンを押してください。
使い道
- 目標天体がどれだけの明るさで受かっているか調べる。
- 明るさの変動を見る。
- おおよそのスペクトルを早見する。
- 目標天体以外に他の天体が受かっていないかどうか早見する。
- [UDON2 QuickLook Image] 3バンドのエネルギーごとに作成した画像から、擬似カラー画像を作成する。
- [UDON2 QuickLook Image] 画像は、拡大・縮小できます。また、画像上の天体座標を表示します。
- [UDON2 Quick Plot] 視野の中で、適当な領域からライトカーブとエネルギースペクトルを表示できます。 例えば、目標天体とは別の天体が検出された場合には、その天体データの早見ができます。
- [UDON2 QuickLook Image] ライトカーブとエネルギースペクトルを作成する領域を指定できます。 領域の指定は、円形で行います。 また、領域の位置は、中心あるいは両端(コーナー)で指定できます。
- [UDON2 Quick Plot] 作成したライトカーブとエネルギースペクトルをFITSおよびQDPファイルとして保存することができます。
- [UDON2 Quick Plot] プロットのXY範囲やLin/Logスケールを変えることができます。
使い方のヒントと関連ページ
- 抽出するイベント数が多い場合には、データ処理に数分以上かかる場合があります。
- データは、すべてのXISのデータを足したものです。
- ヒストグラムを作成した後に、左上の画像をクリックすると、処理をした時のログが残っています。 データ処理は、Heasoftを用いています。 このシステムの目的は、データの早見です。詳細な解析は、ご自分の環境でお楽しみください。