銀河群、銀河団

galaxies
カテゴリー: 物理・天文学関連

銀河には集団をつくる傾向があります。

数百万光年くらいの宇宙空間に、数個?十個程度の明るい銀河が集まっているものを銀河群、数千万光年くらいの宇宙空間に、数百?数千の明るい銀河が密集している集団を銀河団といいます。また、いくつかの銀河団が網目状に集まって、超銀河団を形成しているものもあり、これが宇宙全域に渡る一般的な構造であると考えられています。

銀河集団(銀河群や銀河団など)を構成する銀河が、相互に及ぼす万有引力と、銀河集団内部での各銀河の空間運動が釣り合って、形状が保たれているものと考えられています。

銀河同士の衝突や融合が起こることもあり、中心付近にある大型銀河は、この結果できたと考えられています。銀河間の空間は希薄なガスで満たされていて、かみのけ座銀河団などのいくつかの銀河団では、X線放射が観測されています。

我々の銀河系は、アンドロメダ銀河や大小マゼラン銀河など約30個の小さな銀河と共に、約500万光年の大きさの銀河群(局部銀河群)を作っています。