X(エックス)線

X rays
カテゴリー: 物理・天文学関連
  (1オングストローム:1000万分の1ミリ、1ミクロン:1000分の1ミリ)

X線は紫外線よりも波長が短く(可視光の約10万分の1)、エネルギーが高い電磁波です。波長は約100?0.1オングストローム(1オングストローム=1000万分の1ミリ)の範囲です。

X線は目には見えません。透過力が大きいという性質があり、人体を含めた物質内部の検査などに利用されています。しかし地球大気は透過できないので、観測は人工衛星などを使って大気圏外から行われます。

X線を出しているのはエネルギーの高い天体で、ブラックホール超新星残骸、活動銀河核などです。

宇宙科学研究本部では、1979年に最初のX線観測衛星「はくちょう」を打ち上げ、以降「てんま」、「ぎんが」、「あすか」、「すざく」という、衛星に搭載したX線望遠鏡で成果を挙げています。