XRISMの観測視野と観測ログを公開
2023年9月7日にSLIMと同時に打ち上げられたX線天文衛星XRISMは順調に観測を続けています。 そのデータはXRISMチームによって解析され、ファーストライトはプレスリリースもされています。 2024年7月現在、性能実証 (Performance Verification) 期間なので、まだデータは公開されていませんが、 DARTSからは観測ログと観測視野を公開しています。 観測ログには、ミッション横断的なDARTS/Astro統合検索システム、観測視野表示には、やはりミッション横断ツールのJUDO2を利用しています。 JUDO2を使うと、他の衛星の画像や視野の上に、XRISMの視野を表示することができます。 右の図では、ROSATによる全天画像、銀河団Abel2319領域に、XRISMの二つの観測装置、ExtendとResolveの視野を示しています (プレスリリースで使われたデータです)。 PV期間終了後、順次、観測データはDARTSから公開される予定です。過去最高のX線エネルギー分解能を誇るResolveのデータから、 多くの素晴らしい成果が期待されます。