ギャラリー
ようこう:打ち上げ間もないころのX線画像
取得年月日:1991年9月24日
衛星名:ようこう
センサー名:軟X線望遠鏡(SXT)
「ようこう」は 1991年から 2001年の10年間、軟X線望遠鏡でほぼ6百万枚に及ぶ画像、硬X線望遠鏡で3千個以上の太陽フレアを撮像観測した。
これらのデータからは、コロナを電流が流れている証拠となる曲がりくねったたくさんのループ構造や、大きさと時間スケールの異なるさまざまな形状の変動現象が無数に発見され、従来は静的と考えられていた太陽コロナが、予想以上にダイナミックな振る舞いをすることが分かった。
また、磁気再結合(リコネクション)の存在を観測的に示し、太陽フレアが磁気リコネクション過程であることを解明した。これは極めて重要な成果であり、同時に、どういう条件の時にリコネクションが発生するのか等、多くの新しい理論的問題を提起することとなった。