ギャラリー
すざく:X線で見た天の川銀河中心
取得年月日:2005年〜2006年
衛星名:すざく
センサー名:X線CCDカメラ(XIS)
天の川銀河中心付近500×100光年の中性鉄6.4keV X線の分布。中性の鉄は温度が低いため、通常ではX線を出さない。しかし、特殊な条件下、外部から強いX線に照射されると、6.4keVのエネルギーの輝線を放射する。「すざく」はこの6.4keVの輝線の銀河中心での分布撮像に初めて成功し、広範囲にわたって低温の分子雲が銀河中心大質量ブラックホールの過去の強いX線をうけ、現在輝いていることを明らかにした。所々にある赤、黄色の塊が銀河中心の過去のX線で照らされた低温分子雲である。このうち約半数は新発見であった。