3C273

カテゴリー: 物理・天文学関連

おとめ座にある、赤方偏移が0.158のクェーサーです。

ハッブルの法則から、地球からの距離は約25億光年に相当し、クェーサーの中では最も近い天体のひとつです。電波帯から、赤外線可視光X線に渡ってジェットが観測されています。また、3C273は「超光速運動」が史上初めて観測された天体としても有名です。

3C 273という名前は、ケンブリッジ大学で作成した電波源のカタログ第3版の、273番目登録天体という意味(Cはケンブリッジ(Cembridge) の頭文字)です。