VSOPによる天体画像


非常に小さく、明るい‘銀河中心核’と、中心核の一方に数ミリ秒角の大きさでジェットが伸びているのが見えます。
  このように見える天体の標準的な構造は、その中心核に非常に重いブラックホールがあり、ものがブラックホールに落ちるときに解放する莫大なエネルギーを利用して光速に近い速度まで加速されたジェットが、銀河の対称軸方向に上下2方向に吹き出しています。
  観測する人から見て、近づいてくるジェットと、離れていくジェットの二つがあるのですが、近づいてくるジェットから出てくる電波は相対論的効果により増幅され,反対に離れていくジェットからの電波は減衰するので、多くの場合は、我々のほうへ進んでくるジェットだけが観測されます。

天体の名称 1156+295(J1159+2914)(4C29.45)
天体の分類

ガンマ線天体、クェーサーHPQ

地球からの距離
(赤方偏移)
62.47億光年(0.729)
天体の位置明るさ おおぐま座、14.41等級
天体の特徴

 

観測日・観測時間 1997年6月4日2.7時間観測
観測周波数波長  1.6GHz(波長18cm)
観測アンテナ

VLBA[アメリカ]

画像の解像度  
画像提供
(プロジェクト関係者)

 

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