DARTS/Astro 統合検索システム ユーザーガイド

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Basic Search の使い方

Basic Search においては、一般的な円形検索を、システムに収蔵された全データに対して一括で行うことが可能です。観測領域(観測視野)が定められるデータについては、その観測領域が検索範囲に一部でも含まれるデータを検出します。


円形領域の指定

中心と半径を指定することで、検索する円形領域を定めます。

中心の指定方法には2通りあります。

  1. Target Name & Name Resolver ・・・Target Name には、中心とする天体名、銀河名等を指定します。 Name Resolver は、その天体の座標を調べる辞書カタログとして SIMBAD もしくは NED のいずれかを選んでください。
  2. Coordinate & Coordinate System ・・・ Coordinate には、中心とする座標値を指定します。 Coordinate System には座標系を指定します。赤道座標系(Equatorial J2000 or Equatorial B1950)、黄道座標系(Ecliptic)、 銀河座標系(Galactic) のいずれかを選択可能です。

Radius(半径)には数値を指定します。選択した単位により、以下の範囲を有効値と判定しています。 また、小数点以下は2桁まで指定可能です。小数点以下3桁目以降の数値は切り捨てます。

  • degree(度)・・・ 0.01 ~ 180.00
  • arcmin(分)・・・ 0.01 ~ 10,800.00 (= 180.00×60)
  • arcsec(秒)・・・ 0.01 ~ 648,000.00 (=180.00×60×60)

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観測領域と重なり判定

Basic Search においては、指定した円形領域に「含まれる」データを、以下のような判定によって検出します。

  • 観測データ(画像やスペクトルなど、有効観測領域がある程度定められるもの) ・・・有効観測領域(corner1_{*}, corner2_{*}, corner3_{*},corner4_{*} など)が指定の円形領域に一部でも重なる
  • 観測データ(複数の検出器のデータをまとめたものなど、観測領域を定められないもの) ・・・観測中心の座標(center_{*} など)が指定の円形領域に入っている
  • 観測ログ・・・衛星のポインティング方向や観測視野の中心の座標(center_{*} など)が指定の円形領域に入っている
  • 観測提案(プロポーザル)・・・提案されたターゲットの座標(proposal_{*} など)が指定の円形領域に入っている
  • カタログ ・・・ オブジェクトの座標(object_{*} など)が指定の円形領域に入っている

* 座標に関するデータ項目については、2000年分点赤道座標系、1950年分点赤道座標系、黄道座標系、銀河座標系の4つの座標系での値が登録されています。 統合検索収蔵データ ⟩⟩ 追加データ項目 の記載を参照してください。 また各テーブルのデータ項目については、 収蔵データ ⟩⟩ (各テーブル)のテーブル構成 にまとめられています。あわせてご参照ください。

次に、各データの観測領域に関する情報とBasic Search における検索方法について記載します。

科学衛星 / 検出器 / プロダクト Basic Search における観測領域の定義 Basic Search オプション選択肢 観測領域の定義と検索に際しての注意点
AKARI Far-infrared All-Sky Survey Maps Version 2.1 (Public release version 1) 四角形
(6度×6度)
akari_fis_allskymap_2_1 全天のスキャンを一枚の画像にまとめ、それを6度×6度の領域に切り分けて、1画像に対し1つのFITSファイルが作成されている。 画像の四隅はFITSの四隅と一致している。 ほとんどの画像は黄道座標系で作成されているが、極域のデータのみ2000年分点の赤道座標系で作成されている。 統合検索システムにおいては、データベーステーブルに画像の四隅の座標値を、全ての座標系での値で登録してある。
ASCA GIS, SIS 円形
(半径22分)
asca_observation_log,
asca_proposal
GISSIS の2種類の観測機器が2台づつあり、同一種類の観測機器2つの視野は同一。 GISの視野は円形、 SISの視野は矩形で、 SISの視野は GISの観測視野内に含まれている。
SISは四角形のCCD4つで構成されており、 観測ごとに使用するCCDの数を変えていた(1CCDモード、2CCDモード、4CCDモード)。 それぞれについて厳密に観測領域を算出することが困難であるため、Basic Search においては、 GIS の観測視野を用いて検索を行っている。
GINGA LAC 点もしくは線 ginga_observation_log 観測領域の大きさ(コリメータレスポンス)は約2度×4度の四角形だが、観測有効領域は楕円型となる。 観測中心から離れるにつれ観測感度が低下していくため、どこまでを観測領域と定義するかに任意性がある(詳細は、 論文 https://ui.adsabs.harvard.edu/abs/1989PASJ...41..345T図13)。 よってBasic Search においては、観測の中心座標を用いて検索を行うこととした。 すなわち、検索半径として2度以上を指定しないと、観測していても検索結果にかからない場合がある。
ほとんどはポインティング観測だが、スキャンして位置を変えながら観測をした連続データも含まれている。 観測データを時間単位でまとめてFITSファイルを作ったため、ひとつのFITSファイル内に 複数のポインティング観測データ(スキャンデータも含む)が含まれている。
統合検索システム のデータベースには、各FITSファイル毎に、 観測中心座標の最小値(min_{*})、最大値(max_{*})、平均値(center_{*}) を登録している。 Basic Search においては、 観測中心座標の最小値(min_{*})と最大値(max_{*})が異なっている 場合には、 それらを結んだ直線経路と検索領域との重なり検索を行っている。
SUZAKU XIS 四角形 suzaku_xis_observation_log CCDの大きさは 17分×17分。Basic Searchにおいては、観測視野は CCD 全面に対応する四角形として検索している。 データベーステーブルには、観測視野の四隅の座標値を、全ての座標系での値で登録している。
Suzaku Observation FITS : 800003010 : Quick look image
明るい天体の観測においては、サチレーションを抑えるために視野を1/2、1/4、1/8と狭めた観測(Window mode)を行った (データ項目 xis_window_option の値からわかる)。 4つのXIS の配置が異なるので、 XIS 毎のWindow modeイメージを重ねると十字型に見える場合もある。
Suzaku Observation FITS : 901003010 : Quick look image
ただし多くは全視野の観測を行ったデータ(Normal mode)であるため、Basic Search においては、観測視野は四角形として検索している。

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Basic Search のオプション選択項目

Basic Search においては基本的に統合検索収蔵データすべてについて検索を行います が、オプションの選択によって対象とする衛星やデータプロダクト、および簡単な追加条件による絞り込み検索が可能です。 "Show more options"をクリックするとオプションの選択肢が表示されますので、必要な項目を選択してください。

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検索結果表示のカスタマイズ

Basic Search における検索結果は、デフォルトでは HTML 形式で出力されます。 検索結果を CSV 形式でダウンロードしたい場合は、検索条件の指定画面の下部の Format で csv を選択してから SEARCH ボタンを押してください。

Format で html を指定して検索を実行すると、オプション選択肢で選択した各プロダクトの検索結果件数が表示されます。この画面でいずれかのプロダクトを選択すると、そのプロダクトの検索結果表が表示されます。 他のプロダクトの検索結果表に切り替えたい場合は、Change Table ボタンを押して、検索結果件数の表示画面に戻り、表示したいプロダクトを選択してください。

HTML 形式での検索結果に表示するデータ項目やその並び順は、以下のようにカスタマイズが可能です。 カスタマイズを行うと、次にまたそのプロダクトの検索結果を表示する際にも同じカスタマイズ状態で検索結果表が表示されます。

  • 表示されているデータ項目を非表示にする・・・データ項目名の左にある × を押してください。
  • 表示されていないデータ項目を表示する・・・Hidden columns にリストされているデータ項目名をクリックしてください。
  • データ項目の並び順を変更する・・・データ項目名をドラッグアンドドロップして移動させてください。
  • 検索結果表のソートを切り替える・・・データ項目名の右にある ∧ または ∨ をクリックしてください。ただしこの時、指定したソート順でデータを検索しなおすのではなく、既に表示されている結果表の中だけでソートが切り替わるだけであることに注意してください。

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使用したSQLの表示

リンク "Show the used SQL" をクリックすると、システム内部で実行したSQL文がポップアップで表示されます。この SQL 文をコピーして SQL Search の入力欄 "SQL query" に貼り付ければ、ソート条件を変えるなどアレンジを加えて検索、出力することができます。

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データの一括ダウンロード

検索結果表の右上のリンク "Download Wgetscript" をクリックすると、Wget スクリプトをダウンロードできます。このスクリプトを自分のマシン上で実行すれば、検索にヒットしたデータを一括でダウンロードすることが出来ます。

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Last Modified: 08 July 2021